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【推薦入試】東京農工大学編入体験記

東京農工大学2021年度工学部第3年次編入学試験推薦入試(知能情報システム工学科・数理情報工学コース)で合格をいただきました。

というわけでご報告と情報共有を兼ねて体験記を綴ります。

2021年度の東京農工大学の推薦入試は新型コロナウイルスの流行により、 平年と異なりWeb面接による試験となりました。

大学紹介と推薦入試

東京農工大学工学部は東京都小金井市にあり、工学部と農学部の2つの学部を持つ双科大学(?)です。 研究力の高い大学で特に農学部はめちゃくちゃ強いです。 「電農名繊」の「農」ですね。口頭で言うと絶対に「農耕大」って思われます。

農工大といえば……一般受けを狙って言うと「生協の白石」さんとか「天気の子(の主人公が入学した大学)」とかが有名ですかね。 高専生的には国立大学の中でも編入学生を多く受け入れていることでもよく知られていますかね。


農工大は4年生までの平均席次が20%以内(40人クラスだと8位)であれば推薦を受けることができます。

自己紹介

電気情報工学科」に所属していました。 席次は、

  • 1年生 : 4位
  • 2年生 : 5位
  • 3年生 : 7位
  • 4年生 : 6位

で平均5.5位です。基準は8位以内なので可もなく不可もなくって感じです。

部活はICT科学部という名前のパソコン部に所属しており、3年,4年と部長をしました。 結果こそ出せていませんがプロコンにも3年間出場しました。

資格は二陸特とAPを持ってました。

入試対策について

農工大の推薦入試の倍率は1~2くらいで推薦試験に落ちることも全然ありえました。 なので、推薦で受かるとは思わないようにして、基本学力試験メインで勉強してました。

推薦入試2週間前くらいから面接の対策に本腰を入れはじめました。

まず面接対策について、 数少ないネットの情報から面接で聞かれそうなことを推測し、自分がこれまでやってきたことも含め紙に整理しました。 「志望理由」「卒業研究」など100%聞かれるだろうなということは定型文を考えていましたが、 あまり暗記で自分を装いすぎると本番で頭が真っ白になりそうだなと思ったので、 定型文を考えることよりも自分の考えをしっかりと整理し直すことを重視していました。 担任の先生にも2回ほど面接練習をしていただきました。緊張感を持った練習は必ずしておいたほうがいいと思います。自分がテンパったときどうなってしまうかを事前に知っておくことは本当に大事。万が一先生が無理でも、友だちでもいいので、「人と」練習することはしましょう。

口頭試問対策は、正直範囲が広すぎてどうしようもない感が強かったので、学力試験過去問の専門を中心に山を張って勉強しました。 あとは応用情報技術者試験の過去問は網羅的に勉強するのには最適だったので活用しました。(過去問道場でカテゴリを絞ってやってました)

事前準備・当日について

2021年度入試はWeb入試ということでZoomを用いた面接でした。 推薦なので試験内容は変わらないと思いますが、Zoomを使うのに慣れるのには苦労しました。 もし今後もZoomを使うことがあれば、ソフトやマシンの仕様はよく調べておくほうが良いと思います。(いつ相手の画面に映る?ミュートのタイミングは?解除の方法は?目線はどこがいいの?試験官の指示に全て従える?(部屋全体を写したり、手元を映したり…))

当日はまず控室というトピックのZoomミーティングに全員集合しました。そして、順番がきたら面接用のトピックに移ってそこで面接をします。 全員が終わるまで控室から退室できなかったので、本や飲み物を準備することをおすすめします。(結構長丁場でした!)

面接の内容を丸々言うのは憚れるので、アドバイスという形でここに面接に際して準備しておいたほうが良いことを挙げておきます。

  • 農工大のどこで知ったか、なぜ志望しようと思ったかを明確にしましょう
  • 農工大ではどんなことができるかを調べておきましょう
  • 編入入試制度について理解しておきましょう
  • 卒業研究のことは喋れるようにしておきましょう
  • 自分のプログラミング経験について整理しておきましょう。どんなプログラムを書いてきましたか?どのくらい書きましたか?
  • 自分の英語能力について把握しておきましょう。留学はしたいと考えていますか?
  • 短い時間で自己アピールができるようにしておきましょう

少し多めに書きましたが、時間もあるので基本的なこと以外はあまり聞かれないと思います。 あまりビビりすぎず、落ち着いて喋れるようになることを重視しましょう。

口頭試問の内容…本当はがっつり書きたいんですけど、大学から怒られるのが怖いのでこちらもアドバイスという形で書かせていただきます。 まあ新しくできたばっかりの学科なので、傾向はコロコロ変わってしまう気もしますが…

  • 学力試験の専門は解けるようにしておきしましょう
  • 授業で触る用語の中でも特に重要なものは理解しておきましょう
  • 数学力もおろそかにしないようにしましょう
  • 特に実験実習で使うような数学はしっかり勉強しましょう。(基本的な数学的変形(約分、展開・因数分解など…)、数値の概算( 2^{1.2}など実数範囲の累乗、対数や三角関数テイラー展開による概算)、対数軸グラフの取り扱い、グラフの書き方、有効数字)

正直、口頭試問はこれまでの授業・実験を真面目に受けてきたかどうかな気がします。低学年のみなさんは普段の勉強・実験をおろそかにしないようにしましょう。受験が近い4,5年生はこれまでの自分の行いの善さを信じて()不安になりすぎず、学力試験に向けてできることをしましょう。

あとはZoom面接特有の事項として

  • Zoomは使いこなせるようにしておきましょう(n回目)
  • 目線や画面の明るさに気を配りましょう
  • 対面よりも少しコミュニケーションが取りづらいです。そのことを知っておきましょう

は頭に入れておきましょう。推薦は自分のメンタルとの戦いです。

今後について

編入について、単位互換や学校生活などのことはこのブログでどんどん発信していきますいくかもしれません。 カテゴリ機能を活用してご覧ください。

また月並みですが、どんな参考書を使って勉強したかも公開したいと思いますするかもしれません。

以上よしなに。未来の受験生の合格を祈っています。